小児矯正

小児矯正とは

小児矯正は、文字通り子供の時期にやる矯正治療のことです。
大人の矯正との違いは、乳歯から永久歯への生えかわり、習慣の矯正、口の周りの筋肉の鍛錬、顎の適切な発達の促進、歯並びの変化、生えてくる永久歯の本数など、多くの要素を考慮しながら矯正をしないといけないこと。
もう1つは、小児矯正を行うことで大人になってからの矯正をせずに済むこと、するにしても矯正治療の負担を軽減できる土台を作ることができることというメリットがある点です。
大人の矯正のように、歯に力をかけるだけではなく様々な矯正器具を駆使して、理想の歯並びを目指します。
よい歯並びは、見た目はもちろん全身の健康にも影響する非常に大事な要素です。
ぜひお子さんの歯並びにも着目してあげてみてください。

はぴねす歯科・矯正歯科の小児歯科の特徴

矯正の専門歯科医が対応

はぴねす歯科・矯正歯科では矯正治療を専門にしている歯科医師が、お子さんの矯正に対応しています。
毎月多くの小児矯正の症例を経験しておりますので、さまざまなお悩みに幅広く対応可能です。小児矯正の経験豊富な歯科医師だからこそ、提案できる価値ある治療を提供しております。

総合歯科医院だから矯正以外も対応可能

お子さんの歯は歯並びだけではなく、多くの変化が起き続けていきます。歯並びの改善だけではなく、虫歯などの治療や予防的措置の実施など、やるべきことがたくさんあるのが小児歯科の特徴です。
はぴねす歯科・矯正歯科は治療と予防と矯正を同時に1つの歯科医院で完結できる総合歯科医院の強みがあります。
お子さんの口腔内の健康、将来の健康を任せられるパートナーとしての体制を整えています。

様々なパターンに対応できる小児矯正

小児矯正は、顎の成長誘導、歯並び誘導、口の周りの筋肉の強化、歯並びにとって悪い習慣の改善など、お子さんの歯の状態に合わせて適切なタイミングで適切な措置を実行する必要があります。
はぴねす歯科・矯正歯科ではお子さんの理想の状態に向けて、適切な治療計画を立て、さまざまな矯正装置を駆使し、矯正治療を提供しています。

小児矯正で用いる装置について

器械的矯正装置

器械的矯正装置とは、金属やゴム、マウスピースなどの弾性を矯正力(歯並びを整えるために、歯に直接あてる力のこと)をとして応用し、直接歯を動かしていく装置のことを言います。大人の矯正で利用するワイヤーやインビザラインは、まさに器械的矯正装置の一種です。

可撤式矯正装置

可撤式(かてつしき)矯正装置は、取り外しができる矯正装置のことです。
矯正装置が取り外しできるため、自己管理が求められる装置です。
お子さんのように、これから大人に向けて成熟されていく方の場合は特に注意が必要です。

  • マウスピース型装置(インビザライン・ファースト、ティーンなど)
  • 床矯正装置(しょうきょうせいそうち)

インビザラインファーストや、ティーンはインビザライン社が提供している小児矯正向けのパッケージプランです。
インビザライン・ファーストは、乳歯と永久歯がそれぞれ生えている混合歯列期に(一期治療)、インビザライン・ティーンは永久歯が生え揃うタイミング(二期治療)で利用するものです。

床矯正は、入れ歯のように歯に装着して、顎の成長を促進する装置です。
歯並びが悪くなる原因の一つに、顎が小さく歯が並びきらないというものがあり、床矯正によって改善を目指します。

固定式矯正装置

固定式矯正装置とは、自分自身では勝手に取り外しができない矯正装置のことをさします。
装置が固定される分、歯磨きがしづらくなるなどのデメリットがあり、むし歯リスクなどが上がる可能性があります。
しかし、勝手に取り外しができない分、矯正治療は円滑にすすみやすくなるというメリットもあります。

  • ワイヤー矯正装置
  • 急速拡大装置
  • クワドヘリックス(拡大装置 急速拡大と拡大の中間くらいのスピード)
  • リンガルアーチ

ワイヤー矯正装置は、二期治療になってから実施するもので、大人のワイヤー矯正装置と変わらずに歯並びを整えるために実施します。
急速拡大装置は、一期治療の時に二週間から二ヶ月程度の時間をかけて顎の成長を促す治療のことです。
クワドヘリックスは、一期治療の時につける拡大装置です。急速拡大装置と違い前歯を押し出す力もあるため、状態によって使い分けをおこないます。
リンガルアーチは、一期治療の時から開始するもので、歯の裏側につける固定式のワイヤー矯正装置です。反対咬合を防いだり、乳歯が抜けた隙間が狭くならないように固定する装置です。

機能的矯正装置

機能的矯正装置は、顎などの口周りの筋肉の力で正しく歯が生えそろうように、顎の成長を促す装置をさします。
特にプレオルソは、近年導入する歯科医院も増え人気の治療法になっています。

  • 機能的マウスピース矯正装置(プレオルソ)
  • リップバンパー(拡大装置)

プレオルソは、マウスピース装置を装着し生活することでお口の周りの筋肉を鍛え、顎の成長を促すこと、また悪い習慣をなくすことを期待できます。痛みや違和感を感じにくいという点でも人気を得ている矯正手法です。
リップバンパーは、受け口の矯正のために利用する矯正装置です。

その他の装置

  • タンクガード

舌を前に突き出す癖を防ぐために利用します。前歯の後ろに柵をもうけ、舌を前歯に当てないようにします。舌癖という、歯並びにとって悪い習慣を防ぐためにも重要な装置です。

池田市でプレオルソなら

小児矯正といってもさまざま種類がありますが、一期治療の頃から負担少なく口の周りの筋肉を鍛え、顎の成長を促進する筋機能矯正装置とそして人気なのは「プレオルソ」です。

プレオルソで期待できる効果は以下です。

  • 抜歯矯正を回避できる可能性が高くなる
  • 歯並びにとっての悪い癖を改善
  • 後戻りのリスクを減らすことができる
  • 鼻呼吸に誘導できる

またプレオルソは装着時間が1日あたり1時間から3時間程度で済み、通院間隔も1ヶ月半から2ヶ月となっており1年間の治療期間のうちに6回から8回の通院で済むため、患者様にかかる負担も少なくなります。
はぴねす歯科・矯正歯科では、負担少なく一期治療に臨むことができるため人気の治療法になっています。

小児矯正はいつから始めるべきか

小児矯正は、乳歯から永久歯に生え変わる時期に開始することが多いです。
乳歯と永久歯が混在している時期のことを「混合歯列期」と呼び、この時から小児矯正の「一期治療」が開始されます。

小児矯正は2段階にわかれる

小児矯正は乳歯と永久歯が混在する混合歯列期におこなう「一期治療」、永久歯が生え揃ってからおこなう「二期治療」にわかれます。
一期治療では、顎を広げる、歯並びにとって悪い習慣を改善する、永久歯が生え揃うスペースをつくる、口の周りの筋肉を鍛える、などの役割を持っています。
子供の成長に合わせて治療することで、成人になってから矯正するよりもトータルで負担が少なくなるというメリットがあります。
なるべく二期治療の時期に、治療をしないで済むように、抜歯をしないで済むように、負担が少なく済むように予防的な観点から治療を実施します。
永久歯が生え揃ってから行う「二期治療」で実施する治療は、成人矯正と本質的には変わりません。

小児矯正のメリット、デメリット

メリット

小児矯正をするメリットをご紹介します。

  • 鼻呼吸へ誘導し口呼吸を予防できる
  • その他、歯並びにとって悪い習慣を予防できる
  • 顎の成長を誘導し、成人矯正への負担を軽減する
  • 成人矯正時の、抜歯リスクを減らすことができる
  • 成人矯正を実施する場合でも、成人矯正の期間を短くすることができる

鼻呼吸に誘導できたり、悪い習慣を改善したり、顎の成長を促したり、口の周りの筋肉を鍛え正しく成長することを促したり、小児矯正の時期だからこそできるメリットが多く存在しています。
ぜひお子さんの未来をより健康的にできる可能性がある小児矯正を検討してみてください。

デメリット

小児矯正をするデメリットをご紹介します。

  • 固定式の装置の場合、歯磨きや食事がしづらくなるリスクがある
  • 可撤式(取り外し可能な装置)の場合、自己管理が必要な場合がある
  • 装置が目立つ場合がある

固定式の取り外しできない矯正装置は、歯磨きや食事がしづらくなるデメリットがあります。特に歯磨きでは、磨き残しが発生するリスクがあるため、注意が必要です。
磨き残しが発生しないように、歯科医師に相談して磨き方を工夫するようにしましょう。

また取り外し可能な装置の場合は、注意が必要です。
必要な装着時間を守る必要があるため、自己管理が必要だからです。
親御さんも協力してお子様が装着時間を守れるように取り組む必要があります。

最後に矯正装置をつけていると装置の種類によってはどうしても目立ってしまうことがあります。思春期のお子様ですと、特に気になさる方はいらっしゃる方も多いでしょう。
装置によっては目立たず矯正することが可能ですので、お子さんの希望も考慮しながら装置を選択するとよいでしょう。

小児矯正の費用

小児矯正は、医療費控除やデンタルローンが利用でき、月々のお支払いを抑えたり、治療費を抑えたりすることができます。

詳しくは治療費のページをご覧ください

小児矯正 1期38.5万円(税込)
小児矯正 2期44万円(税込)