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ハピネスcolumn

公開日:2022年9月26日

後悔しないための「予防歯科」とは?

後悔しないための「予防歯科」とは?

「若いころに歯の事をもっときちんとしておけばよかった」これは、年配の方からよく聞かれる言葉のひとつです。今でこそ歯石除去や歯のクリーニングといった「予防意識」が浸透してきましたが、中年層から高齢の方にとっては、歯は悪くなってから治療をすることが当たり前で、「悪くならないために予防をする」といった考えはほとんど浸透していませんでした。歯は失って初めてその大切さを実感するものです。今回は後悔しないための「予防歯科」についてお話をいたします。このお話は決して中年層から高年層の方に対するものではありません。失って後悔をしないために、全ての方に意識していただきたいと思います。

歯を大事にしておけばよかったと感じるのはどんなとき?

虫歯や歯周病は歯を失う大きな原因であることは既にみなさんご存じでしょう。歯科医療技術が日々発達している今、歯を失ってしまっても入れ歯やブリッジ、インプラントといった補綴治療で噛む機能を取り戻すことができます。昔に比べて性能が格段に良くなり、自然な噛み心地や見た目を重視した質の良い素材の補綴物を手に入れることはできますが、やはり天然の歯に勝るものはありません。では歯を失ってしまった方は、どんなときに「歯を大事にしておけばよかった」と後悔を感じるのでしょうか。

何度も虫歯の再治療を行うとき

虫歯治療を終えた歯は、ほとんどの場合虫歯が再発してしまいます。再治療をして詰めものだったのが被せ物になり、さらに再発をして遂に歯を失ってしまう・・・このように再治療を繰り返し、最終的に歯を失ってしまった場合も歯を大切にしておけばよかったと後悔を感じられることと思います。というのもいちど歯を削って治療をした場合、虫歯の再発率が高くなるためです。詰め物や被せ物でも良い素材はたくさんありますが、人工物は人工物。やはり自分の歯と人工の作り物は大きな差があります。

歯周病で一気にたくさんの歯を失ってしまったとき

歯周病は虫歯のように一本の歯で済まないことが大きな特徴です。歯周病は歯周病菌という細菌によって症状が引き起こされますが、歯周病になると全ての歯が細菌感染されてしまうため、歯を支える歯槽骨が徐々に吸収されていきます。そのため一本の歯だけでなく一気に複数の歯を失ってしまう可能性があるのです。

また徐々に歯がグラグラになって噛めなくなってくるため、「虫歯が一本もなかったのにこんなはずじゃなかった」と後悔してしまうのです。

入れ歯で上手く噛めないとき

歯をたくさん失ってしまった場合、補綴回復機能の選択肢として最も多いのが入れ歯です。保険適用で費用を抑えて噛む機能を回復させることはできますが、ご自身の歯とは全く違う感覚で戸惑う方がほとんどでしょう。ぴったりフィットして噛み心地が良い入れ歯ならそれほど問題はないのですが、多くの方が「噛めない」「痛い」「入れ歯が動く」といった経験をされると思います。特に総入れ歯になってしまった場合、噛む力が天然歯の2~3割と言われており、しっかりと噛むことは困難です。

また歯のない部分の歯ぐきが痩せてしまうため、最初は合っていた入れ歯も次第にガタガタし始めてしまいます。そのためそれまで噛めていたのが噛めなくなり、食事に影響が出てしまいます。そして入れ歯が合わなくなったため歯ぐきが痛く、何度も調整が必要になってきます。

このように、入れ歯における日常生活の苦痛を感じるたび、「入れ歯にならないようきちんとしておけばよかった」と痛感される方がほとんどです。

歯を失って後悔しないためには「予防する意識」がとても大切

では何度も虫歯の再治療を繰り返したり、歯周病で一気にたくさんの歯を失って「歯の手入れをきちんとしておけばよかった」と後悔しないためにはどうすればいいのでしょうか。

それは、歯を失わないよう「予防をする意識を持つ」ことです。歯の予防って何?歯磨きは毎日しているよ?と思われるかもしれませんが、歯を予防するのは残念ながら毎日の歯磨きだけでは虫歯や歯周病を完璧に防げるわけではありません。

虫歯や歯周病にならないよう、歯科医院で受ける処置を「予防治療」を言い、お口の健康維持に欠かせません。歯科医院の予防治療は、専用の薬剤や器具などを使って自分では落とせない汚れを落とし、細菌の活動を抑えることを目的としています。

虫歯や歯周病の元凶となるのは、プラーク(歯垢)です。プラークとは細菌の塊で、虫歯菌や歯周病菌の活動の場となります。プラークは柔らかい汚れで丁寧なブラッシングで落とすことは可能ですが、プラークが固く石灰化した歯石になると、毎日の歯磨きで落とすことはできません。

またお口の中には無数の細菌が存在しています。この細菌をゼロにすることは難しいですが、歯科医院の予防治療を受けることで歯を失うリスクをぐっと抑えることは可能になります。また予防治療は症状の早期発見にも繋がり、もし虫歯ができてしまっていても、最小限の治療で留められる可能性が高くなります。

昔は予防をする意識というものがほとんどなく、歯や歯ぐきが痛くなってから受診するスタイルでした。そのため中高年層の方たちは、予防をするという意識を持たないまま今に至っているのです。

まだ健康な歯が揃っている若い方々はもちろん、今更予防治療をしても遅い、と消極的な年齢層の方も諦めてはいけません。今ある歯を大事にすることで、その後の生活がまるで変わります。ご自身の歯は高価な人工物より価値があるのです。

若い方はもちろん、全ての方に予防の意識を持っていただき、後悔しないためにもお口の健康維持に努めて頂ければと思います。

 

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