セラミックの歯が割れた原因や保証について解説

「セラミックの歯が割れてしまった」という経験があり、具体的に以下のように悩んでいる方もいるのではないでしょうか？

「セラミックの歯が割れた原因は何？どうしたら割れずに防げた？」
「欠けた部分って元に戻せるの？」
「歯科医院に行って新しい歯に治すのは面倒」

セラミックの歯に関しては、割れたり欠けたりといったトラブルがあります。しかし、割れてしまった際の対処方法や原因を知っていればトラブルの際の行動が変わります。

そこで今回は以下のトピックについて解説します。

• セラミックの歯が割れてしまった原因
• セラミックの歯が割れた場合の対処法
• セラミックの歯が割れた場合の保証

この記事ではセラミックの歯が割れる原因と対処法について解説します。セラミックの歯が割れて困っている方や割れた歯が綺麗に元に戻るのか知りたい方はぜひ参考にしてください。

セラミックの歯が割れてしまった原因

セラミックの歯が割れてしまう原因は主に以下の4つです。注意しながら普段生活するように気を付けましょう。

関連記事：セラミックの歯を作り直しする負担やリスクとは？

嚙み合わせが悪い

セラミックが割れる原因として多いのは、かみ合わせが悪いことです。セラミックはお茶碗や湯のみと同じで硬度は高いものの、落としたり強い衝撃が外部から与えられると割れてしまうことがあります。

そのため、かみ合わせが悪く、常に歯に誤った方向から力が加わり続けているとセラミックの歯が割れてしまうでしょう。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある

歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合もセラミックの歯が割れやすいです。歯ぎしりや食いしばりによって歯が摩擦で削れてしまい、結果的に噛み合わせが悪くなります。

また歯を摩耗させるほどの力を歯に加えていると、セラミックでも割れてしまうので、マウスピースで歯の消耗を減らすように対策しましょう。

メンテナンスを怠っている

セラミック治療をした後は定期的にメンテナンスが必要です。メンテナンスによってセラミックの歯の寿命も長くなるので、メンテナンスをしっかりおこないましょう。

硬い食べ物を好んで食べている

日頃から硬い食べ物を好んで食べているとセラミックの歯が割れてしまうことがあります。

硬い食べ物を好んで食べていると、歯にかかる負担が大きすぎて割れてしまう可能性が一気に高まります。

どうしても硬い食べ物を食べ続けたい方は、事前に歯科医師に相談して何か対策を立ててもらうと良いです。

セラミックの歯が割れた場合の対処方法

セラミックの歯が割れた場合、対処法として割れにくいセラミックへの変更を検討しましょう。

具体的に割れにくいセラミックとしておすすめであるのが以下の4つの素材です。

素材の特徴を踏まえて自分に合った素材を選びましょう。

ジルコニアセラミック

ジルコニアを使ったセラミックは歯が割れにくくおすすめです。

ジルコニアという人工ダイヤモンドを使っているため、耐久性の高さが特徴になります。

また金属を使用していない素材なので、金属アレルギーの心配もないので万人に対して使えるセラミックです。

メタルボンド

メタルボンドは見た目はセラミックで、フレームに金属を使って耐久性を高めているものになります。

しかし、長年使っているとセラミックがはがれて金属が露出してしまうので、後々見た目が気になる方が多いです。

そのため、奥歯といったなかなか人に見られないような歯にメタルボンドを使うことがよくあります。

オールセラミック

オールセラミックとは100％のセラミックで作られており、審美性や機能性が高く人気の高いセラミック素材です。

以前はセラミックの耐久性を指摘されることが多かったものの、最近は十分な耐久性になっています。

汚れにくく変色もしにくいので、おすすめのセラミックです。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックとは陶器であるセラミックとプラスチックといった合成樹脂を混ぜた素材で、耐久性が高い特徴があります。

これはプラスチックを混ぜることで柔軟性が増したからで、圧倒的に歯が割れにくくなりました。

また費用がオールセラミックと比べて安価になるので、新たに歯を新調するのに費用をかけたくない人にはおすすめです。

セラミックの歯が割れた場合の保証

セラミック治療を受けた際に保証が付与されます。保証によってはセラミックの歯のトラブルをすべて無料で迅速に対応してくれるので、すぐに確認しましょう。

保証内容

一般的にセラミック治療の保証内容は「一定期間内に発生した不具合は原則として無料で対応する」というものが多いです。

しかし、検診料金や他の箇所の治療などは保証内容にそぐわないため費用が掛かるでしょう。

トラブルが発生した際は必ず付与された保証書を確認してから次の行動に移ると良いです。

保証期間

保証期間は歯科医院によって異なっていますが、一般的に「3年まで」とされている病院が多いです。

しかし、歯科医師によっては「10年まで」や「5年目までは無料で6年目からは〇割負担」、保証に条件がある場合もあります。

そのため、保証期間がいつまでなのかを確認してから治療を受けるようにしましょう。

保証外になる条件

保証外となる条件も記載されております。たとえば「期間中のメンテナンスを受けない」や「保証書をなくした」といったケースは保証外になります。

また他にも基本的に歯科医師側に落ち度がないような、事故や外傷、日常の歯のメンテナンスのための通院不足などの原因は保証の対象外になる可能性が高いです。どういった場合に保証が適用されないのか、一度確認して自分が今適用されるのかを判断しましょう。

関連記事：セラミックの歯は保険適用される？値段や適用条件を紹介

まとめ

セラミックの歯が割れた場合、まず保証について確認してみましょう。

保証によっては無料で治療してもらえたり、新たなセラミックを用意してくれる可能性もあります。

セラミックが割れてしまうトラブルを防ぐためにもどうして歯が割れたのか、今回紹介した原因をもとに分析してみて、それに適した新たなセラミックの歯を作ってもらいましょう。