出っ歯の矯正後に後戻りする原因と対策を解説
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「出っ歯を矯正したのに歯並びが元に戻っている気がする」と感じていませんか?
歯列矯正後の歯並びは、保定装置の使用不足や加齢、悪習癖によって、後戻りする場合があります。
歯列矯正にかかった多くの時間とお金を無駄にしないためにも、出っ歯矯正後の後戻りには注意が必要です。
そこで本記事では、以下の内容について解説します。
- 出っ歯矯正後の後戻りとは?
- 出っ歯矯正後に後戻りが起こる主な原因と予防策
- 出っ歯矯正後に後戻りしてしまった場合の対策
- 矯正後に後戻りする確率
出っ歯矯正後の綺麗な歯並びを長く保ちたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
出っ歯矯正後の後戻りとは?
後戻りとは、歯列矯正後に歯が元の場所に戻ろうとすることをいい、ほぼすべての人に起こり得る現象です。
歯並びは矯正の有無に関わらず、食事や噛みしめによって常に変化しており、同じ歯並びを維持することは難しいといわれています。
さらに、歯列矯正後は歯の周りの骨が安定していないため、特に歯が動きやすい状態です。
そのため、歯列矯正後は歯の骨が安定するまで、保定期間を設けて後戻りを防がなくてはなりません。
保定期間には、保定装置(リテーナー)を歯科医師の指示通りに使用して、歯の移動を最小限に抑える必要があるでしょう。
出っ歯矯正後に後戻りが起こる主な原因
出っ歯矯正後に後戻りが起こる主な原因は、以下の5つです。
- 保定装置(リテーナー)の使用不足
- 悪習癖
- 親知らず
- 加齢
- 歯周病
それぞれ詳しく説明します。
保定装置(リテーナー)の使用不足
歯列矯正後は、歯の周りの骨が安定していないため、保定期間を設けて歯の動きを最小限にします。
また、保定期間中は、保定装置(リテーナー)の装着をしなければなりません。
保定装置(リテーナー)の種類には、取り外し可能なマウスピースと、ワイヤーを歯に通して固定するものがあります。
1日20時間以上装着する必要がありますが、使用時間が短かったり、間違った使い方をしたりすると、歯並びが徐々に元に戻ってしまうため、注意が必要です。
悪習癖
日常生活におけるさまざまな癖が、後戻りのリスクを高めている場合があります。
特に、舌で歯を押す、唇を噛む、頬杖、歯ぎしりなどの悪習癖がある場合、歯に過剰な負担がかかるため後戻りがしやすい習慣です。
後戻りを防ぐためには日常生活を振り返り、悪習癖を直す努力をしなければならないでしょう。
親知らず
親知らずは、歯列矯正前に抜歯することが理想的です。
しかし、子供の頃に歯列矯正をした方や、部分矯正をした方は親知らずが残っている場合もあるでしょう。
親知らずが横向きに生えていたり、圧迫したりすることで後戻りするリスクが高まります。
そのため、親知らずはなるべく早めに抜歯した方が良いでしょう。
加齢
加齢の影響で歯を支える骨が減少すると、歯を支えきれなくなり、歯並びが変化する場合があります。
さらに、歯がすり減り、かみ合わせのバランスが崩れることも、加齢によって歯が動きやすい原因です。
加齢の影響での後戻りは、誰にでも起こり得ることといえるでしょう。
歯周病
歯周病とは、口腔内の細菌が原因で起こる病気です。
症状には、歯茎からの出血や歯がグラグラする、口臭などがあります。
歯周病は進行すると、歯を支える骨が溶けていき、歯を支えきれなくなってしまいます。
その結果、歯が移動して後戻りしてしまいます。
歯周病を予防するには、丁寧な歯磨きや定期的な歯科検診が有効でしょう。
出っ歯矯正後の後戻りを防ぐための対策
出っ歯矯正後の後戻りを防ぐための対策は、以下の3つです。
- リテーナーの使用
- 悪習癖の改善方法
- 定期的な歯科検診
順番に説明します。
リテーナーの使用
歯は加齢や悪習癖、歯周病によって後戻りするため、歯列矯正後はリテーナーとよばれる装置を使用して歯の後戻りを防がなければなりません。
一般的に、装着時間は1日20時間以上で、矯正期間と同じ期間リテーナーを装着する必要があるといわれています。
リテーナーには、取り外し可能なマウスピースと、歯にワイヤーを固定するものがあり、歯科医師の判断によって決まります。
どちらも装着時間が短ければ後戻りする可能性が高くなるため、注意しなければなりません。
悪習癖の改善方法
歯並びに影響のある、舌で前歯を押す癖や、舌を噛む癖などは歯並びに影響する可能性が高いです。
しかし、無意識にしている場合が多く、自分で改善することが難しい方もいます。
その場合、口周りの筋肉をトレーニングして舌の癖を直す方法である、MFT(口腔筋機能療法)が効果的です。
気になる方は、歯科医院で相談してみましょう。
定期的な歯科検診
歯列矯正後の定期検診では、リテーナーが正しく機能しているか、歯並びが安定しているかなどの確認をします。
リテーナーが正しく機能していなかったり、歯の清掃状況が悪く歯周病が進行したりすると、後戻りのリスクが高まります。
そのため、定期的な歯科検診でしっかりとチェックしてもらうことは後戻り防止に重要です。
出っ歯矯正後に後戻りしてしまった場合の対処法
出っ歯矯正後に後戻りした場合、そのまま放置するとより状態が進行してしまいます。
ごくわずかな後戻りの場合、リテーナーの装着時間を見直すことで改善する場合があります。
一方で、後戻りが大きく進行した場合は再矯正が必要となる可能性があります。
再矯正になった場合でも、早い段階であれば、費用や期間を比較的抑えることができるでしょう。
歯列矯正後に後戻りする確率
歯列矯正後に後戻りする確率は、ほぼ100%といわれています。
なぜなら、加齢や舌の癖、噛む力などで歯は一生動き続けるうえに、歯列矯正後は歯の周りの骨が安定していないからです。
また、10年経っても後戻りの可能性はあります。
保定期間を過ぎても、就寝時にはリテーナーを装着した方が、綺麗な歯並びを維持できるでしょう。
まとめ
歯列矯正後は歯の周りの骨が不安定で、後戻りしやすいことが特徴です。
そのため、歯列矯正後はリテーナーを装着して後戻りを予防しなければなりません。
リテーナーは装着時間を守ることが大切で、守らなければ後戻りのリスクが高まってしまうでしょう。
後戻りが進行すると、再矯正しなければならないため、気づいたら早めに歯科医院に相談しましょう。
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コラム監修者
- はぴねす歯科・矯正歯科 石橋駅前クリニック 総院長 野澤 修一
- 福岡歯科大学を卒業後、福岡県・大阪府・兵庫県の歯科医院にて14年間勤務。その後、2014年9月に「はぴねす歯科石橋駅前クリニック(大阪府池田市)」、2018年6月に「緑地公園駅前クリニック(大阪府府中市)」、2020年7月に「川西能勢口駅前クリニック(兵庫県川西市)」、2022年11月に「尼崎駅前クリニック(兵庫県尼崎市)」を開院。現在は医療法人はぴねすの理事長として4医院を運営。