出っ歯は矯正なしで治せる?間違った自力矯正法とリスクを紹介

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「歯列矯正をすれば綺麗になるのは分かっているけれど、何十万円も払う余裕なんてない」と、諦めの気持ちを抱えていませんか?

SNSや動画サイトで「指で押すだけで治る」「割り箸を使って改善」といった情報を見かけると、「これなら私にもできるかも!」と試してみたくなる気持ちは分かります。しかし、自力矯正が、実はあなたの歯をボロボロにする危険な行為だとしたらどうでしょうか。

すでに生え揃った大人の歯を、矯正装置を使わずに自力で治すのは不可能です。無理な力を加える方法は、歯の神経を壊したり、歯の寿命を縮めたりするトラブルにつながります。ただし、矯正なしで出っ歯を治せなくても、出っ歯の悪化を防ぐ正しい生活習慣やトレーニングはあります。

本記事では、間違った自力矯正法やリスクを解説します。

自分でできる口元のトレーニングや悪習癖の改善ポイントもご紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

目次

出っ歯は矯正なしで治せる?

すでに生えそろった大人の出っ歯を、矯正なしで治すのは不可能です。歯は顎骨のなかに埋まっており、指で押したりする程度の力では動きません。

矯正治療は、骨の代謝を利用してミリ単位で歯を移動させる医療行為であり、専門知識のない個人がおこなえるものではないのです。無理に力を加えると、歯の神経が死んだり抜け落ちたりする原因になるため、矯正なしの自己判断はやめましょう。

出っ歯を矯正なしで治そうとするリスク・デメリット

歯の根が溶けて短くなる

出っ歯を無理な力で歯を押し続けると、歯を支えている根っこの部分が骨に吸収されて短くなるリスクがあります。これは歯根吸収と呼ばれる現象で、一度短くなった根っこはもとには戻りません。根が短くなると、歯を支える土台が不安定になり、将来的に歯がグラグラ揺れやすくなります。

矯正なしで治そうとする行為は、健康だったはずの歯の寿命を縮め、若い年齢で歯を失う原因になりかねないため危険です。

歯が抜け落ちるリスクがある

出っ歯を矯正なしで治そうとした場合、最悪のケースでは、歯を支えている骨が破壊され、歯が抜け落ちるリスクもあります。歯は骨のなかに埋まっていますが、指や市販の道具で強い力をかけ続けると、その周辺の組織が炎症を起こし、骨が溶けてしまうのです。とくに、すでに歯周病の傾向がある人がおこなうと、歯周病の進行を早めるリスクさえあります。

大切な永久歯を自分自身の手で失う結果を避けるためにも、出っ歯を矯正なしで治そうとするのはやめましょう。

噛み合わせがさらに悪化する

出っ歯を矯正なしで治そうとすると、お口全体の噛み合わせのバランスが崩れる場合があります。

歯並びはすべての歯がパズルのように噛み合って機能します。しかし、前歯だけを押し込むと、上下の歯が正しく当たらなくなるため、顎の関節に負担がかかって顎関節症になったり、一部の歯にだけ強い力がかかって割れてしまったりするのです。

歯茎が下がる

矯正なしで出っ歯を治そうとすると、不適切な力が歯に加わり、歯肉退縮が起こります。歯肉退縮とは、歯ぐきが下がって歯の根元が露出してしまう状態のことです。

歯ぐきが下がると、歯が本来よりも長く伸びたように見えて、出っ歯の見た目以上に老けた印象を与える場合があります。また、露出した根元はエナメル質がなく神経に近いため、冷たい水がしみる知覚過敏の症状がひどくなります。

一度下がってしまった歯ぐきを、自然にもとの位置まで戻すのは困難です。矯正なしで出っ歯を治すリスクを理解し、医療機関で改善をおこないましょう。

歯の変色や痛みを引き起こす

持続的な強い力が歯にかかると、歯のなかにある神経が圧迫されて壊死してしまい、歯が黒ずんで変色する場合があります。最初は激しい痛みを感じる場合がありますが、次第に感覚がなくなり、気づかないうちに歯の内部で腐敗が進みます。

変色した歯はホワイトニングでも白くならず、見た目が悪くなるうえに、歯そのものが枯れ木のように脆くなって割れやすくなるため、出っ歯を自分で治す行為は避けましょう。

失敗後の治療には通常よりも高額な費用がかかる

矯正なしで出っ歯を治そうと試み、失敗したあとに歯科医院に駆け込んでも、通常の矯正治療よりも高額な治療費がかかるケースがほとんどです。単に歯並びを治すだけでなく、溶けてしまった骨の再生治療や、壊死した神経の治療、あるいは抜けてしまった部分を補うインプラント治療などが必要です。

「お金をかけたくない」と思っておこなった行為が、結果として何倍もの出費と長い通院期間を招くおそれがあるため、専門機関での矯正なしで治そうとするのはやめましょう。

間違った自力矯正の方法

間違った自力矯正の方法は、以下の5つです。

  • 指や手を使って歯を内側に押し続ける
  • 割り箸やスプーンを噛んで力を加える
  • 通販で買える市販の格安マウスピースを使用する
  • 輪ゴムや糸で歯を縛り隙間を閉じようとする
  • 自分でやすりを使って歯を削る

1つずつご紹介します。

指や手を使って歯を内側に押し続ける

指で歯を内側に押し続けても出っ歯は改善せず、逆に歯並びをガタガタ指せるリスクがあります。指で押す力は強弱のむらがあり、歯にとって有害な刺激にしかなりません。また、力の方向を正確にコントロールできないため、歯がねじれたり、予期せぬ方向に傾いたりして見た目が悪化するリスクもあります。

大切な歯を守るためにも、指で歯を押すのは絶対にやめてください。

割り箸やスプーンを噛んで力を加える

割り箸やスプーンを口にくわえて噛み、テコの原理で歯を動かそうとすると、歯が根元から折れたり、あごの関節を痛めたりします。硬いものを噛んで無理やり力を加えるのは、特定の歯だけに過度な負担を集中させる行為です。そのため、歯を支えている骨が損傷し、歯がグラグラになる危険性も否定できません。

割り箸やスプーンを噛んで力を加える方法は、一見簡単そうに見えますが、歯の寿命を縮めるだけの危険な行為です。

通販で買える市販の格安マウスピースを使用する

通販サイトで安く売られている市販のマウスピースを使うと、噛み合わせがズレて頭痛や体調不良を引き起こすリスクがあります。市販のマウスピースは個人の歯型に合わせて作られたものではないため、歯にあわない力を無差別に加えるおそれがあります。

合わない靴を履き続けると足を痛めるのと同様に、既製品のマウスピースは歯や顎にダメージを与えるため、安易な購入は控え、歯科医師の診断を受けましょう。

輪ゴムや糸で歯を縛り隙間を閉じようとする

輪ゴムや糸で歯を縛って隙間を埋めようとする行為は、ゴムが歯ぐきに食い込んで歯が抜ける原因となる危険な方法です。ゴムが歯ぐきの奥深くまで入り込むと、自分では取り外せなくなり、重度の炎症や化膿を引き起こす場合があります。

すきっ歯や出っ歯を気にしていても、輪ゴムや糸で歯を縛って隙間を埋めようとする方法を真似をしてはいけません。

自分でやすりを使って歯を削る

自分でやすりを使って歯を削ると、表面のエナメル質が失われて知覚過敏になり、虫歯の原因菌が侵入しやすくなります。歯は髪の毛や爪とは違い、一度削ってしまうと二度と再生しません。削りすぎて神経に近い部分まで達すると激痛に襲われ、最終的には神経を抜く治療が必要です。

ほんの少し形を整えたいだけであっても、自分で削らず、医療機関を受診しましょう。

出っ歯の原因

出っ歯になる原因は、以下の6つです。

  • 両親からの遺伝である
  • 舌で前歯を裏側から押す癖がある
  • 口呼吸の癖がある
  • 幼少期に指しゃぶりや爪を噛む癖があった
  • 下唇を噛む・吸う癖がある
  • 乳歯が早期に抜けたのが影響している

1つずつ解説します。

両親からの遺伝である

出っ歯の原因に挙げられるのは、親から受け継いだ顎骨の形や、歯の大きさによる遺伝的な影響です。たとえば、上顎自体が大きかったり、逆に顎に対して歯のサイズが大きすぎたりすると、歯が並びきらずに前へと押し出されてしまいます。

骨格の特徴は親から子へ遺伝しやすいため、両親のどちらかが出っ歯である場合、子供も似たような歯並びになる可能性が高いです。

舌で前歯を裏側から押す癖がある

無意識のうちに舌で前歯を裏側から押す癖は、出っ歯を進行させる原因の1つです。この癖は舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)と呼ばれ、飲み込む動作をするたびに舌が歯を前方へ押し出してしまうのです。

たとえ弱い力であっても、繰り返されると、歯はその力に負けて徐々に動きます。とくにリラックスしているときに舌が上の歯に触れている人は注意しましょう。

口呼吸の癖がある

普段から口呼吸をしていると、唇が常に開いた状態になり、前歯を外側から押さえる力が弱まって出っ歯になりやすいです。

本来、歯並びは内側からの舌の力と外側からの唇の力のバランスによって保たれています。しかし、口呼吸で唇のガードがなくなると、舌の力だけが勝ってしまい、歯が外側へと傾いていきます。また、口腔内が乾燥すると菌が繁殖しやすくなり、歯周病のリスクも高まるため注意が必要です。

幼少期に指しゃぶりや爪を噛む癖があった

子供のころに長く続いていた指しゃぶりや爪を噛む癖は、顎の形を変形させて出っ歯を引き起こす原因となります。指を吸うときに強い吸引力がかかると、上の前歯が前方に引っ張られると同時に、上の顎の幅が狭くなります。

通常は3歳ごろまでに自然になくなるものですが、永久歯が生え始める時期まで続いていると影響が出やすいです。大人になっても爪を噛む癖がある人は、やめる努力が大切です。

下唇を噛む・吸う癖がある

上の前歯で下唇を噛んだり、吸ったりする癖があると、その圧力によって上の歯が外側へと押し出されます。この動作は、上の歯を前に押し出すと同時に、下の歯を内側へ倒す力を働かせてしまうため、上下の歯の差が広がって出っ歯が強調されてしまうのです。

下唇を噛む・吸う癖を治さない限り、矯正をしても後戻りする原因になります。考えごとをしているときや集中しているときに、無意識に下唇を噛んでいないか確認してみましょう。

乳歯が早期に抜けたのが影響している

ひどい虫歯やケガなどが原因で、本来の生え変わりの時期よりも早く乳歯が抜けると、永久歯のきれいな歯並びが作れなくなります。乳歯には、あとから生えてくる永久歯のスペースを確保して誘導する役割があります。

奥歯の乳歯が早く抜けて放置されると、奥の歯が手前に寄ってきてスペースを埋めてしまい、あとから生えてくる前歯や犬歯が入る隙間がなくなって、外側へ押し出される形で出っ歯になるのです。

安全に出っ歯を矯正する方法

安全に出っ歯を矯正する方法は、以下の5つです。

  • ワイヤー矯正
  • マウスピース矯正
  • 部分矯正
  • セラミック矯正
  • 外科的矯正治療

1つずつご紹介します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面や裏側にブラケットという装置をつけ、そこにワイヤーを通して歯を少しずつ動かす治療法です。対応できる症例の幅が広く対応しています。

以前は金属の装置が目立つのがネックでしたが、最近では白い装置や透明なワイヤーも登場しており、見た目に配慮した治療も可能です。歯科医師が毎回調整をおこなうため、細かい微調整がきく点もワイヤー矯正の特徴といえます。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明で薄いマウスピースを交換しながら、段階的に歯を動かしていく治療法です。自分で自由に取り外しができるため、食事や歯磨きの際に邪魔にならず、口腔内を清潔に保てるのがメリットです。また、矯正中の見た目が気になる方や接客業で人前に出る機会が多い方でも、周りに気づかれずに治療を進められます。

ただし、骨格に問題があるような重度の出っ歯には対応できないケースもあるため、事前に精密検査で適応かどうかを確認してもらいましょう。

部分矯正

部分矯正は、前歯の気になる数本だけに装置をつけて、ピンポイントで歯並びを整える治療法です。全体を動かす矯正と比べて、治療期間が短く、費用も抑えられるのがメリットです。

前歯の傾きだけを少し直したい方や軽度の出っ歯には、部分矯正が適しています。しかし、奥歯の噛み合わせまでは治せないため、歯を大きくうしろに下げる場合や、全体的なバランス調整が必要な方には向いていません。

セラミック矯正

セラミック矯正は、自分の歯を削ってセラミックの被せ物を装着し、短期間で歯の形や色、向きを整える治療法です。歯を根元から動かすわけではないため、矯正装置をつける期間がなく、短期間で理想の見た目が手に入ります。

真っ白で整った歯にしたい方には人気がありますが、健康な歯を削ったり神経を抜いたりするリスクを伴います。セラミック矯正は、歯の寿命への影響をよく理解したうえで、慎重に決断すべき方法です。

関連記事:出っ歯をセラミック矯正で治すメリット・デメリットや費用を解説

外科的矯正治療

外科的矯正治療は、顎骨を切る手術と矯正治療を併用して、骨格のズレから出っ歯を根本的に改善する方法です。上顎が極端に前に出ているような、通常の矯正だけでは治せない重度の症例に対しておこなわれます。

外科的矯正治療は、顔の輪郭やEラインが変化するのが特徴で、噛み合わせの機能も回復できます。保険が適用される場合もありますが、入院や全身麻酔が必要な治療となるため、大学病院といった専門機関での対応が一般的です。

関連記事:出っ歯矯正にかかる期間|治療期間を短縮するポイントも紹介

矯正なしで出っ歯を目立たなくする・悪化させない方法

矯正なしで出っ歯を目立たなくする・悪化させない方法は、以下の6つです。

  • 舌を正しい位置に置いて前歯を押さないようにする
  • 鼻呼吸を徹底して口周りの筋肉を引き締める
  • 口輪筋を鍛えるトレーニングをおこなう
  • 下唇を噛む・爪を噛む・頬杖をつくなどの悪習癖をやめる
  • メイクや髪型を工夫して視線を口元から逸らす
  • 猫背やスマホ首を正し全身の姿勢バランスを整える

1つずつご紹介します。

舌を正しい位置に置いて前歯を押さないようにする

舌の先端を上の前歯の裏側に触れさせず、上顎の天井にあるスポットと呼ばれる位置に収めるのを意識しましょう。無意識のうちに舌で前歯を裏側から押していると、弱い力が毎日積み重なり、少しずつ歯が前に出てきます。正しい位置に舌をキープできると、内側からの圧力がなくなり、出っ歯が悪化するのを防げます。

リラックスしているときも、舌が下がらないように常に意識するのが大切です。

鼻呼吸を徹底して口周りの筋肉を引き締める

普段から口を閉じて鼻で呼吸するのを徹底し、唇が常に閉じている状態をキープしましょう。口呼吸をしていると、常に口が開いたままになり、唇が前歯を外側から抑え込む力が弱まります。その結果、舌の力に負けて歯がどんどん前に出てきてしまうのです。

鼻呼吸に切り替えると、唇の筋肉が天然の矯正装置のような役割を果たし、出っ歯の悪化を予防できます。

口輪筋を鍛えるトレーニングをおこなう

口の周りを囲んでいる口輪筋という筋肉を鍛えて、唇を閉じる力を強くするトレーニングをおこないましょう。たとえば、口に少量の水を含んで頬を膨らませたり縮めたりする、ブクブクうがいのような動作や、唇を強く結んで数秒キープする運動が効果的です。

口周りの筋肉が引き締まると、前歯を抑える力が強くなります。

下唇を噛む・爪を噛む・頬杖をつくなどの悪習癖をやめる

下唇を上の前歯で噛んだり、爪を噛んだりする癖は、前歯に直接強い力をかけるため控えてください。また、頬杖をつく姿勢も、顎骨に偏った力がかかり、噛み合わせや歯並びを歪ませる原因の1つです。

下唇を噛む・爪を噛む・頬杖をつくなどの何気ない動作は、毎日繰り返すと矯正装置と同じくらいの力で歯を動かします。自分の癖を自覚し、気づいた瞬間にやめる努力を続けましょう。

メイクや髪型を工夫して視線を口元から逸らす

矯正なしに出っ歯を目立たなくする方法として、アイメイクを強調したり、顔周りに動きのある髪型を取り入れたりして、相手の視線を口元から逸らすのもおすすめです。歯そのものを治せなくても、視覚的な錯覚を利用すると、出っ歯の存在感を抑えられます。

たとえば、肌馴染みの良い色のリップを選んで口元のコントラストを抑えるのも良い方法です。コンプレックスを隠すだけでなく、出っ歯の状態でも自分に自信を持てるスタイルを模索するのも大切です。

猫背やスマホ首を正し全身の姿勢バランスを整える

猫背やスマホを見るときに首が前に出るスマホ首を正して、頭の位置を背骨の上にしっかり乗せるようにしましょう。姿勢が悪く頭が前に出ていると、首の筋肉に引っ張られて下顎がうしろに下がりやすくなり、相対的に出っ歯に見えてしまいます。

全身の姿勢を整えると、顎の位置が自然と正しい場所に戻り、横顔のバランスが改善されて見える効果が期待できます。

まとめ

出っ歯を矯正装置なしで治すのは医学的に不可能です。指で押す、割りばしや輪ゴムを使うなどの間違った方法は、歯の寿命を縮める危険性が高いためやめてください。一方で、舌の位置を正す習慣や口周りのトレーニングは、悪化を防ぎ口元の印象を整えるのに役立ちます。

出っ歯を確実に治すためにも、一度歯科医院で相談してみるのが安全です。正しい知識を持って行動し、健康的で自信あふれる笑顔を手に入れましょう。

当院では、患者さんのお悩みやご予算をじっくりとお伺いするカウンセリングを大切にしています。無理な自力矯正で歯を傷つけてしまう前に、「自分の歯並びは生活習慣の改善で変わるのか」「矯正が必要な場合はどのくらいの費用がかかるのか」などお気軽にご相談ください。

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野澤修一

コラム監修者

はぴねす歯科・矯正歯科 石橋駅前クリニック 総院長 野澤 修一
福岡歯科大学を卒業後、福岡県・大阪府・兵庫県の歯科医院にて14年間勤務。その後、2014年9月に「はぴねす歯科石橋駅前クリニック(大阪府池田市)」、2018年6月に「緑地公園駅前クリニック(大阪府府中市)」、2020年7月に「川西能勢口駅前クリニック(兵庫県川西市)」、2022年11月に「尼崎駅前クリニック(兵庫県尼崎市)」を開院。現在は医療法人はぴねすの理事長として4医院を運営。