ホワイトニング
ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、歯の汚れを除去した後に、歯の持つ本来の白さ以上に歯を白くして見た目の清潔感を引き上げる審美的な施術です。
歯そのものの内側まで薬剤を浸透させ、歯の色素を脱色することで歯をより白くしていきます。芸能人やモデルの方はもちろんのこと、一般の方にも非常に人気の治療となっています。
ホワイトニングの施術の流れ
ホワイトニングの施術の流れについて詳しくご説明します。
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歯の表面の着色や汚れの除去
ホワイトニングでは、まず歯の表面についた着色や汚れを除去します。
まずは歯本来の白さを取り戻すため、そしてホワイトニングの薬剤が歯にしっかり浸透するようにするためという2つの意味を持ちます。
まずはプロによるクリーニングで歯をすっきりさせた状態にしましょう。 -
エナメル質内の色素を分解
次にホワイトニング用の薬剤を歯の内部にまで浸透させ、歯の内部の色素を分解します。
歯の表面はエナメル質という透明な組織に覆われています。
その内部に虫歯などさまざまな原因で、着色してしまっている場合があります。
このエナメル質の内部にまで薬剤を浸透させ、色素を分解します。 -
マスキング効果
歯を白くするためには、象牙質についても考慮しなければなりません。
象牙質は歯の表面を覆うエナメル質の奥に存在し、もともと黄色がかった色をしています。
透明なエナメル質は、象牙質の黄色も透過させてしまうため歯が黄色く見えるのです。
そこで、ホワイトニングの薬剤はエナメル質の構造を変化させ、象牙質の黄色を透過させないようにすることで歯を白く見せるようにします。
この効果をマスキング効果と呼びます。
ホワイトニング歯磨き粉との違い
SNSなどでホワイトニング歯磨き粉で歯を白くする!などと表現されることが多いのですが、実はホワイトニング歯磨き粉は、歯本来の白さ以上に歯を白くする効果はありません。
歯の着色を落とす程度の効果だと思ってください。
海外製のホワイトニング歯磨き粉の一部には、過酸化水素などのホワイトニング成分を含むものが存在します。
これらは歯を白くする効果自体はあると言えるでしょう。
しかし、過酸化水素は歯や歯茎にとって刺激物であり、知覚過敏になるリスクもあります。なるべく歯科医師の管理のもと、ホワイトニングを実行した方がよいでしょう。
ホワイトニングサロンとの違い
歯科医院とは別に、ホワイトニングサロンという業態も流行しています。
このホワイトニングサロンも、歯の着色を落とす以上のことは法律があるためできません。
それはなぜかといいますと、歯を白くする成分である過酸化水素や過酸化尿素は歯科医院以外で取り扱うことはできないからです。
歯を漂白して、審美性を高めたいのであれば、ホワイトニングサロンよりも歯科医院を選択した方がよいでしょう。
当院のホワイトニングメニュー
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングとは
はぴねす歯科・矯正歯科では、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングと呼ばれる2つのホワイトニングメニューを用意しています。
ホームホワイトニングは、専用のキットを利用してご自宅でホワイトニングをするもの、オフィスホワイトニングは通院して歯科医院でホワイトニングをするもの、として分けられます。
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを組み合わせることを「デュアルホワイトニング」と呼ぶこともあります。
オフィスホワイトニング | ホームホワイトニング | |
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効果がでるまでの早さ | 歯科医院管理の元でホワイトニングをするため、効果の強い薬剤を利用でき、効果を早く実感できます。最短で1回の施術で効果を実感できます。 | 薬剤濃度がオフィスホワイトニングよりも薄いため、毎日ホワイトニングをして1週間程度は、実感まで時間がかかります。 |
効果の持続性 | 持続性は短いです。ホームホワイトニングと組み合わせたり通う回数を増やすことで、持続性を伸ばすことができます。 | 効果が出るまでに時間がかかる分、持続性が長くなるのがホームホワイトニングです。 |
費用 | 歯科医院による、どこまで歯を白くしたいかによる | 歯科医院による、どこまで歯を白くしたいかによる |
当院のオフィスホワイトニング
はぴねす歯科・矯正歯科のオフィスホワイトニングでは、スーパーポリリンホワイトニングを導入しています。
スーパーポリリンホワイトニングは、「過酸化水素」と「短鎖分割ポリリン酸」の2つの成分を配合したホワイトニング剤です。
歯を漂白する「過酸化水素」と、歯の汚れや着色を分解する「短鎖分割ポリリン酸」を組み合わせることで、高いホワイトニング効果を発揮するとともに様々な嬉しい効果も期待できます。
スーパーポリリンホワイトニングのメリットは以下です。
- 歯の表面がコーティングされ、汚れに強くなる
- ポリリン酸の作用で着色や汚れを落とせる
- 歯質自体を強化できる
- 痛みを感じにくい
- より効果的に歯を白くできる
当院のホームホワイトニング
はぴねす歯科・矯正歯科では、TAB-LABというホワイトニングブランドを採用しています。
このTAB-LABの特徴はなんといっても1回あたりの施術時間が短いことです。
通常、ホームホワイトニングをする場合、1回あたり1~2時間程度必要です。しかし、このTAB-LABホワイトニングは20分の施術で効果を発揮することができます。
忙しいみなさんのお時間を必要以上に奪わないTAB-LABは非常に好評をいただいております。
ホワイトニングの料金メニュー
オフィスホワイトニング
1クール(3照射・平日) | 14,300円(税込) |
3クールセット(3照射×3日・平日) | 42,900円(税込) |
当日追加照射(1照射につき) | 33,00円(税込) |
ホームホワイトニング
トレー代(上下) | 33,000円(税込) |
薬剤 1本 | 5,500円(税込) |
ホワイトニングの留意点
気軽にできるホワイトニングですが、気をつけなければいけないこともあります。
ぜひ留意点も把握して安全にホワイトニングを実施しましょう。
ホワイトニングの前に必ず虫歯や歯周病の治療をおこないます
ホワイトニングをする前には、必ず虫歯治療や歯周病治療をおこないます。
ホワイトニングだけやってほしいと言われた場合でも、虫歯や歯周病があった場合、ホワイトニングの施術がリスクになるためです。
虫歯や歯周病がある状態で、ホワイトニングをした場合、痛みを引き起こしたり知覚過敏になるリスクがあります。
ホワイトニング直後の食事について
ホワイトニングの直後は、酸っぱいもの、色の濃い食べ物や飲み物は控えるようにしましょう。
ホワイトニング直後の歯は、通常歯を覆い保護しているペリクルというタンパク質が剥がれ落ちてしまっている状態になります。
その状態では、歯が着色しやすい状態になるためです。
オフィスホワイトニング後の2日間、ホームホワイトニングの2〜4時間は、酸っぱいものや色の濃い食べ物・飲み物は控えるようにしましょう。
詰め物・被せ物・インプラントはホワイトニングできません
歯の詰め物や被せ物、インプラントは人工の歯のため、ホワイトニングをしても白くすることができません。
そのため、ホワイトニング後に天然の歯と人工の歯で、色が合わなくなることがあります。
その場合は、人工の歯の部分を再作成することで歯の色を揃えることができます。
ホワイトニングの効果は永続的ではありません
ホワイトニングは、歯が白くなってもその後なにもしなければ、元の色に戻っていきます。永続的な効果はないということを覚えておきましょう。
歯を白く保つためには、ホワイトニングに継続して通うことが大切です。
継続して通うことで、元に戻るまでのスピードも遅くすることができます。
知覚過敏などの症状がでる場合があります
ホワイトニングは過酸化水素などの刺激のある成分を利用しているため、全ての人にではないのですが、知覚過敏の症状がでる可能性があります。
おおよそ24時間程度経てば、知覚過敏は治ることが多いでしょう。
もし時間が経っても治らない場合は、歯科医師に早めに相談してみてください。
ホワイトニングができない人もいます
ホワイトニングができないと判断される方もいらっしゃいます。
以下のような方はホワイトニングは避けるべきなので、できない理由を解消してからホワイトニングをするようにしましょう。
- むし歯や歯周病がある方
- 知覚過敏がある方
- 無カタラーゼ症の方
- 妊婦や授乳中である方
- 喘息もちの方
- 歯が未熟な未成年
- 光線過敏症の方