公開日:2021年6月2日
「ダイレクトボンディングを勧められたけど、保険適用のレジンと何が違うの?」
自費と保険では金額が大きく変わってくる為、どのような差があるのか気になりますよね。
この記事ではダイレクトボンディングとレジンの違いについて解説していきます。
違いを理解することで、ご自身に合った治療方法を選択できます。
ダイレクトボンディングを検討中の方は、是非参考にしてみてください。
ダイレクトボンディングとは、ハイブリットセラミックという素材をお口の中で直接盛り付け、歯の欠けや隙間の修復をする治療法のことです。
型取りが不要で即日で終えることができ、天然歯に近い自然な色や形を再現できるのが特徴です。
ダイレクトボンディングについての詳細は下記記事で説明しています。
保険診療で使用されるレジンは、CR(=コンポジットレジン)と呼ばれ、白いプラスチック素材のことを指します。
レジンは吸水性を持つ性質により着色しやすく、時間が経つにつれて劣化していく特徴があります。
それに対し、ダイレクトボンディングでは保険適用のレジンにセラミックの微粒子を混ぜたものが使用されます。
保険適用のレジンと比較した時のダイレクトボンディングの特徴は以下です。
・平均寿命が長い
・自然な歯の色を再現できる
・変色しにくい
・欠けにくい
レジンの平均寿命が2~3年であるのに対し、ダイレクトボンディングの寿命は4~6年です。
保険適用のレジンは安価でできる分、寿命はダイレクトボンディングの約半分で持ち良くありません。
平均寿命についての詳細はこちら
ダイレクトボンディングの平均寿命|耐久性が悪くなる要因とは?
レジンは種類が限られているため色の再現に限界があります。
一方でダイレクトボンディングは色味や透明感の異なるレジンを組み合わせることで、より自然な色に仕上げることができます。
レジンに比べて変色しにくいのもダイレクトボンディングの特徴です。
着色しにくいセラミック粒子が配合されているためです。
持ちは永久ではないので、時間が経つと変色してきてしまうこともありますが、定期的なメンテナンスを行うことで防ぐことができます。
ダイレクトボンディングで使用する素材にはセラミックが含まれているため、その分強度も上がります。
セラミックは耐久性に優れた素材であり、ガラスや陶器、コンクリートなどにも使われています。
オールセラミックに比べると劣りますが、天然歯に近い丈夫さを持っています。
ダイレクトボンディングはレジンに比べ、変色しにくく丈夫です。
また、レジンでは再現できないような自然な歯の色に近づけることができます。
より審美性にこだわるのであれば、ダイレクトボンディングをおすすめします。
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